子どものむし歯予防はどうしたらいいの？｜九大学研都市｜ないとうファミリー歯科クリニック｜
みなさま、こんにちは。九大学研都市 ないとうファミリー歯科クリニックです。
ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
本日は、「子どものむし歯予防はどうしたらいいの？」についてお話ししたいと思います。
生まれたばかりの赤ちゃんにむし歯菌はほとんどいない
生まれたばかりの赤ちゃんはむし歯菌がほとんどおらず、成長するにつれて、むし歯の原因となる菌が定着していきます。特に「感染の窓」と言われる１歳半ごろから３歳にかけてむし歯の菌が感染しやすくなります。
どこから赤ちゃんにむし歯菌が定着するのか
赤ちゃんが生活していく環境から、むし歯菌に感染していきます。つまり、親や兄弟、保育園など環境からむし歯菌に感染していきます。保育者のむし歯が多いとお子さんのむし歯も多い傾向になると言われています。そうするとむし歯にならないようにスキンシップさえ控えようとすることもあるかと思います。それよりも、保育者自身のお口の中をむし歯の原因となる細菌の少ない状態に保ち、いい環境をお子さまに与えてあげることが大事になります。赤ちゃんが将来むし歯にならないように管理してあげることが大切になってきます。
むし歯にならないためにはどうすればいいのか
むし歯予防のために歯を強くするため、フッ素塗布がよく行われるようになりました。
１歳6ヶ月児健診の際にもフッ素を塗っていますか？と質問されることが多いと思います。
そんなフッ素ですが、初めてのことだと不安に思われることも多いのではないでしょうか。
フッ素はどんなものかご説明します。
フッ素はどこにあるのか
そもそもフッ素自体は自然界に存在します。
自然界のどこ？となりますが、河川や海、海藻や魚介類、お茶や野菜など多くのものに含まれています。
皆さんが毎日使っている水道水の中にもフッ素は含まれています。
安全性が気になるかもしれませんが、水道法で水道水のフッ素濃度の基準値は決められています。
日常的に体内にフッ素を取り込んでいます。
フッ素はむし歯予防に効果的
歯が生えた時にフッ素塗布を行うと歯の質が強化され、むし歯になりにくくなる効果が高いと言われています。フッ素には他にも、歯が元の硬さに戻るための力を促進し、むし歯菌に対して歯を溶かす作用を抑制する効果があります。生えたての子どもの歯や大人の歯に効果的です。それだけではなく、むし歯になりかけているところや歯質が薄くなっているところに塗っても歯の質を強化してくれるため効果を発揮します。年齢に関係なく、フッ素を上手に利用するとむし歯予防に役立ちます。
いつから歯が生えるのか
歯は生後６〜８ヶ月ごろ下の前歯から生えてきます。離乳食を始めるのも５〜６ヶ月ごろです。母乳やミルクだけの生活からだんだん人間らしく自分で食べられるように練習していきます。いつからフッ素を塗りにいけばいいのか、乳児健診で質問されることが多くあります。基本的には、お子さまの歯が生えたら歯科医院を受診して大丈夫ですよとお伝えしています。歯科医師にお子さまのお口の状態を確認し、フッ素塗布が必要かの判断をしてもらいます。そして、保育者さんと相談して決める流れになります。
歯科医院の雰囲気に慣れるところからスタート
生後６〜８ヶ月そんなに早くなの？と思われるかもしれませんが、お子さまは歯科医院の独特な雰囲気に慣れるところからスタートします。
小児科であれば、予防接種をしに何度も受診しているため、病院に慣れているかもしれません。
しかし、お子さまにとって今まで受診したことのない歯科医院になるととてもハードルが高くなると思います。
お口の中に食べ物以外が入り、大きい音や大きい椅子に座れるようになるには練習が必要です。
お兄ちゃんやお姉ちゃんがいて上手にできている姿を見たりすると、弟くんや妹ちゃんも私もやりたい！とスムーズかもしれませんね。むし歯がないうちに歯医者さんデビューを検討してみませんか。
歯磨き粉に含まれるフッ素と歯科医院のフッ素の違い
歯科医院で塗るフッ素には、歯磨き粉の10倍のフッ素が含まれているため、効果がより高くなります。
歯科医院で塗るフッ素は効果が高いため、適正量をきちんと守らないといけません。
お子さんのリスクに応じて、フッ素塗布の回数や期間を決めます。
ただし、フッ素を定期的に塗って入ればお家で何もしなくても良いわけではありません。
毎日のセルフケアもとっても重要になります。
プロケアとセルフケア両方を上手に組み合わせることによってむし歯のリスクを減らすことができます。
最後に
初めての子育てだと不安も多く、歯磨きの仕方や歯磨き粉の選び方など迷われることも多いのではないかと思います。さらに兄弟がいると保育者さまだけで頑張るのはとても大変ですし、負担に思うこともあるかもしれません。
そんな際はぜひ、当院にお声がけください。
お子さまが一生歯に悩むことなく、すくすくと成長される未来を提供したいと考えております。
保育者さまと一緒にお子さまの成長をサポートさせていただきます。
九大学研都市 ないとうファミリー歯科クリニック
