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歯科口腔外科

歯科口腔外科とは

歯科口腔外科とは

歯科口腔外科は、お口の中だけでなく、顎や顔面、さらにはそれに隣接する組織に生じる疾患やトラブルを診断・治療する専門分野です。
この診療科では、転倒や事故による口周りのケガ、顎関節症、口腔内の粘膜異常(腫れやできもの)、口腔がんの診断と治療などを行います。
また、親知らずの抜歯やインプラント治療も歯科口腔外科が担当する分野です。

歯科口腔外科で治療できる疾患

親知らずの抜歯

親知らずの抜歯は、歯科口腔外科で最も頻度が高い治療の一つです。親知らずは歯列の最奥部に位置し、通常左右上下に4本存在します。
17〜20歳頃に生えてくることが多いですが、必ずしも真っすぐ生えるわけではありません。
親知らずが斜めに生えたり、歯茎に埋まったままの場合、抜歯が必要になることがあります。
この際、出血のリスクが高まる場合や、歯茎を切開して縫合を行う必要が生じることもあります。

インプラント治療

インプラント治療は、失った歯を補うために人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。
この治療では、顎の骨の厚みや神経・血管の位置を正確に把握することが重要です。
歯科用CTなどの精密検査でこれらを確認し、外科手術中は神経や血管を傷つけないよう細心の注意を払います。

外傷の治療

事故やスポーツで口周りに外傷を負った場合も、歯科口腔外科が対応可能です。
以下のような症状が該当します。

  • 歯が折れた
  • 口の中に傷ができた
  • 歯と歯茎の間から出血している

歯に直接問題がない場合でも、口腔内や口周りのケガを治療します。
ただし、外傷が重い場合は総合病院や大学病院での治療が必要になるケースも見られます。

顎関節症

顎関節症は、口を開けたときの顎の痛みやカクカクと音がする症状が特徴です。
進行すると口を大きく開けられなくなることもあります。
痛みが筋肉による場合は、筋肉を温めたりマッサージを行うことで改善が見込めます。
それでも改善しない場合は、レントゲン撮影で顎の状態を確認し、マウスピースを使用した治療が必要になるケースもあります。

口内炎

口内炎は、口の中の粘膜に炎症が生じる症状です。
原因は、誤って口の中を噛んだり、体調不良やストレスなど多岐にわたります。
歯科口腔外科では、粘膜の状態を確認し、必要に応じて薬で治療を行います。
粘膜が白く変化する「白板症」の場合、放置するとがんに進行する可能性があるため、早期の診察と治療が重要です。

嚢胞・腫瘍

顎の骨や口腔粘膜には、嚢胞(袋状のできもの)や腫瘍ができることがあります。
多くは良性ですが、感染によって大きくなり、痛みを引き起こす場合もあります。
まれに悪性化することもあるため、早期の発見と適切な除去が重要です。

口腔がん

口腔がんには、口唇がん、舌がん、歯肉がん、頬粘膜がんなどがあります。症状は膨らみやおでき、白や赤い変色、ただれ、傷跡のようなへこみなど多様です。
早期発見と治療が重要で、初期段階であれば簡単な手術で対応可能な場合もあります。
気になる症状があれば、早めに検査を受けることが大切です。

噛み合わせの異常

噛み合わせが悪い場合、矯正治療を行います。
ただし、骨格の問題が原因の場合、外科的治療が必要になることがあります。
この場合、顎の骨を切って位置を調整し、チタン製のプレートで固定する方法が用いられます。

ドライマウス

ドライマウスは、唾液分泌の低下によって口の中が乾燥する症状です。
この状態が続くと唾液の殺菌作用が弱まり、細菌が繁殖しやすくなります。特に高齢者に多い症状ですが、シェーグレン症候群や唾液腺の炎症が原因となる場合もあります。

口蓋裂

口蓋裂は、口の中の口蓋(上あご部分)が生まれつき一部欠損している状態を指します。
この状態は、見た目だけでなく発音や飲食にも影響を及ぼします。
治療では、欠損部分を補う義歯やインプラントを使用し、機能と見た目を改善します。