目次
こんなお悩みはありませんか?
- 子どもが歯医者を怖がる
- 初めて歯が生えてきたけど、ケアの仕方が分からない
- 子どものむし歯を予防したい
- 子どもがむし歯になりやすい
- 歯が抜けた・欠けた
- 歯が生えてこない
- 歯がずれた位置から生えてきた
- 歯並びが悪い
小児歯科とは?

子どもの歯の特徴
お子様の歯には、以下のような特徴があります。
これらを理解して、適切なケアを行うことが大切です。
むし歯になりやすい・進行が速い
乳歯のエナメル質(歯の表面を覆う硬い層)は、大人の歯に比べて約半分の厚さしかありません。
そのため、むし歯が進行しやすく、すぐに奥深くまで達してしまうことがあります。
さらに、生えたばかりの永久歯は歯の質が未成熟なため、むし歯になりやすい時期でもあります。
特に乳歯から永久歯への生え変わり時期は注意が必要です。
むし歯がわかりにくい
お子様のむし歯は、大人のように黒や茶色に変色することが少なく、目立たない場合が多いです。
これは、お子様のむし歯が急速に進行する「急性う蝕」であるためです。
一方で、大人のむし歯は進行がゆっくりな「慢性う蝕」が一般的です。
痛みを感じにくい
お子様のむし歯は、神経に近い場所まで進行していても、痛みを感じにくいことがあります。
そのため、痛みを訴えずに進行してしまい、発見が遅れるケースが少なくありません。
歯医者は何歳から通うべき?

保護者の方の体調や環境によって異なりますが、生後半年頃から歯医者に通い始めることをおすすめします。
この頃には、下の前歯(乳中切歯)が生え始めることが多く、歯のケアについて考え始めるタイミングです。
歯が生えていない時期にはむし歯の心配はありませんが、早めに歯医者に慣れることで多くのメリットがあります。
早めに歯医者へ行くべき理由
- 歯科医院の音や匂いに慣れる
- お口の中を触られることに慣れる
- 離乳食や子育てについてアドバイスを受けられる
自我があまり芽生えていない時期からお口の中を触られることに慣れると、将来的に仕上げ磨きを嫌がりにくくなります。
また、歯医者さんに通うことで、「必ずしも歯を削る場所ではない」という安心感を持ってもらえるようになります。
保護者の方にとっても、歯磨きのコツや歯の大切さについて学ぶ良い機会です。
さらに、離乳食に関するアドバイスを通じて、お子様お口の健康を総合的にサポートします。
早期の受診は、保護者の方とお子様の双方に多くのメリットをもたらします。
むし歯の原因となる細菌が定着しやすい「感染の窓」と呼ばれる時期を健康的に乗り越え、将来のむし歯ゼロを目指しましょう。
小児歯科の内容
フッ素塗布
乳歯はエナメル質が薄く、むし歯への抵抗力が弱い特徴があります。
フッ素塗布は、歯を酸に溶けにくくする効果があり、むし歯の原因となる細菌の活動を抑える予防法です。
専用の薬剤を歯の表面に塗るだけで、痛みは一切ありません。
小さなお子様でも安心して受けられるシンプルで効果的なむし歯予防法です。
シーラント
シーラントは、奥歯や前歯の溝にプラスチック樹脂を埋めて汚れが溜まりにくくする処置です。
歯の溝はむし歯が発生しやすい箇所ですが、シーラントによりそのリスクを軽減できます。
6歳臼歯や乳歯の奥歯にも適用可能です。
歯の生え始めを見逃さず、早めにご相談ください。
ブラッシング指導
日々の歯磨きは、お子様の歯の健康を守るための基本です。
小児歯科では、正しいブラッシング方法をお子様と保護者の方に指導します。
特に小さなお子様には、保護者の方による仕上げ磨きが欠かせません。
当院では、仕上げ磨きのポイントを分かりやすくお伝えし、家庭でのケアをサポートします。
定期的な歯並びチェック
お子様の歯並びは、成長とともに変化します。
当院では、歯並びや噛み合わせの状況を定期的にチェックし、必要に応じて小児矯正を提案します。
将来的な歯並びや生え変わりについて気になることがあれば、いつでもご相談ください。
小児歯科は、お子様の乳歯や生えたばかりの永久歯を健康に保つための診療科です。
乳歯の健康を守ることで、永久歯へのスムーズな生え変わりをサポートします。
また、歯の健康状態はお子様の全身の健康にも大きく影響を与える重要な要素です。
当院では、お子様一人ひとりの状況に合わせたケアを提供し、安心して治療を受けられる環境を整えています。
歯の健康を通じてお子様の健やかな成長を支え、健康な身体づくりをお手伝いいたします。